歯周病・予防歯科
~一般歯科・歯周病・予防歯科の専門医が治療します~
詳しく見る
一般歯科
当院ではできるだけ歯を削らず、神経を取らないことをモットーに、痛みを最小限にとどめた治療を行います。お子さんから痛みに弱い大人の方にも安心して通っていただいております。
虫歯を可視化
当院では、最初にお口の中の診断にお時間をいただきます。その上で、小さい虫歯から大きな虫歯、複数の虫歯などお口の状態を患者さんと一緒に確認した上で、治療方針を決めて完治を目指します。
虫歯の度合いを数値化できる機械を使用し、お口の中の状態を数値化して患者さんと一緒に確認します。数値が50以下の場合は、小さい虫歯なので削らずに治療をすることができます。※数値50以上の場合は、虫歯治療と判断します。
口腔内カメラでお口の中を一緒に確認します。
ダイアグノデントで診断
ダイアグノデントとは?
レーザーを使い歯の表面の変化を捉えて数値化する機械です。小さな虫歯の予備軍を見つけることもできます。※レーザーによるお口の中への刺激や痛みはありません。
治療の流れ
■小さい虫歯の場合
数値の目安 35~45
Nd:YAGレーザーを使用し、エナメル質を溶解して虫歯を取り除きます。
Nd:YAGレーザーとは?
痛みの少ない虫歯治療で使用される機械のひとつ。「鎮痛」「殺菌・消毒」「止血」「消炎」などの効果もあり、麻酔や鎮痛剤の使用を減らせるため、妊娠中の方やアレルギー体質の方も安心して治療ができます。とくに小さいお子さん(幼児)、小学生、中学生などの治療で使われます。
もっと詳しく
■普通の虫歯の場合
数値の目安51~
症状にあわせた虫歯治療を行います。
自費診療の場合エアーブレーションシステムを使用し、より痛みの少ない治療を行います。
数値の目安70~
レントゲンで見ると、虫歯が神経まで到達している状態です。虫歯が大きく神経に近いところは、セラカルLC(MTAセメント)を使用した治療法で歯髄を保存。可能な限り神経を取らずに完治を目指します。
当院では、数値が約50以上で虫歯と判断された場合も、削る範囲を最小限にとどる治療を行っています。小さな耳かきのような器具「スプーンエキスカベーター」を使い、手作業で丁寧に虫歯を取り除き、健全な歯質を残すように心がけています。
さらに、歯と歯の間の虫歯が見つけやすいレントゲンの撮影方法(咬翼法/こうよくほう)を採用。見つかりにくいすき間の虫歯や、虫歯予備軍まで見逃しません。
また重度の虫歯でもできるだけ削らず、歯の神経を取らないことを優先して治療をすすめます。「最近、歯にものが詰まるようになった」、「歯に穴が開いて冷たいものがしみる…」という方は、数値70の状態に近いかもしれません。放っておくと歯の神経が炎症をおこしたり、強い痛みが出てきます。そして神経と取らなければ痛みがおさまらなくなってしまいますので、お早めに当院に御来院下さい。
「虫歯を放っておくと、最後には歯が抜けてしまう。」そんな印象はありませんか? 実は歯が抜けるだけではなく、さまざまな病気の原因になることがあります。口の中には清潔にしていてもたくさんの細菌が存在しています。虫歯になると、歯表面のエナメル質、さらに象牙質に守られている神経や血管が細菌にさらされ、口の中にいる細菌が虫歯の穴から血管に入り込み、血液を通じて全身に運ばれてしまいます。
なかでも虫歯や歯周病の原因になる細菌は、血管を傷つけて動脈硬化の原因に。脳に侵入することでアルツハイマー型認知症の発症リスクを高め、関節リュウマチや糖尿病、早産にも「歯周病菌」が関係しているといわれています。もしかすると免疫力の高いうちはそんなに気にならないかもしれません。しかし年齢を重ねていくにつれて、こういった細菌の感染が重大な疾病の引き金になってしまう可能性もでてくることでしょう。
実は「歯が抜けた状態が認知機能の低下に影響を与えている」という説があります。これは2013年6月に広島大学、奥羽大学、名古屋私立大学の研究グループが発表したもの。「歯の喪失がアルツハイマー病の病態を悪化させることを、マウスを用いた実験で明らかにした」とし、「歯の喪失を防げば、認知症の発症や進行抑制につながることが期待できる」とまとめています。
歯科治療で歯の神経(歯髄)を抜いてしまうと痛みはなくなりますが、その時点は歯は「枯れ木」状態に。その状態では20年、30年後には歯が抜けてしまうリスクが高まります。歯が抜けると食べ物をしっかり噛んで食べれなくなるので、脳への刺激が減ります。そうなると脳の海馬(記憶を司る細胞が減少)に影響を与えて認知症リスクが高まるのです。
老年医学の分野では「歯の数と認知症について相関が見られる」と報告されていることもあり、できるだけ早い段階で「歯の健康」を気づかう重要性がクローズアップされています。歯の神経を抜くということは、一生その歯を使うことができないということ。将来の歯を守るために「いま」何をするか、まずは自分の歯の状態を知るところからはじめましょう。
まず虫歯を放っておかないことが一番大切です。でも、もし虫歯かな?と思ったら、歯の神経をできるだけ抜かずに「自分の歯を活かす」ことに親身になってくれる医院で治療を行いましょう。神経を抜くと歯の寿命を縮めてしまうことになりますし、最終的には体の寿命に影響を与えてしまう可能性もあるのです。さらに、虫歯の初期段階を見逃さないためには、プロの視点で歯の健康をチェックする「予防歯科」を活用することが重要になってきます。
中西医院の予防歯科について
院長より
虫歯の対策について
小中学生の頃、学校で歯の検診がありましたよね。大人になってからも定期的な検診が(半年に一度)が重要です。そして虫歯が小さなうちに治療しておきましょう。
もし、自覚症状として「歯に穴が空いている」「歯の間に食べたものがはさまる」「少し冷たいものがしみる」これはすべて赤信号です。放っておかないでください。「神経が残る治療」を行うことが大切です。
そして大事なのは「神経を取らなければならない状態まで虫歯を放置してしまった自分」に反省すること。次からはそのようにならないために定期検診を受け、メンテナンスを受けるようにしてください。胃の中、腸の中はなかなか予防できませんが、歯は簡単に予防できます。
また、すでに歯の神経を神経を取ってしまった人は、下の表を見てください。
これは日本で歯の根の中の治療が上手と言われている先生方がおまとめになった資料です。
この先生方が再治療しても、根の状態の良いものと悪いものの平均は69%。しかもこの治療、奥歯の場合は15万以上はかかると思います(もちろん先生によって費用は異なります)。
虫歯は早く治療ができれば、将来のリスクは最小限に抑えることができます。でも、ずるずると治療を先延ばしにしてしまうと、命に関わる疾病リスクや認知症リスクまで高まります。しかも重症化した虫歯の再治療は、費用も時間もかかってしまいます。
当院では虫歯が大きく神経に近いところは、セラカルLC(MTAセメント)を使用した治療法で、歯髄を保存しほぼ神経を取ることはありません。
(適応目安はC2まで)
歯髄を取れば、虫歯の痛みは消えますが、ここには多数の血管が通り、免疫細胞や象牙質を作る細胞も含まれます。神経をとれば、歯は枯れ木と同じ。一生涯その歯を使い続けることは不可能です。
穴の開いた歯を放置して、痛みがひどくてどうしようもない…そんな状態になってからでは、選択肢は限られてしまいます。時間もかかる上に、神経も失ってしまう治療しか選択肢がなくなる前に、歯科医院を尋ねてみてください。早ければ、早いほうが神経は残ります。
参考資料:読売新聞 H17,9,23医療ルネサンス引用「歯は削るな、神経とるな」 西村 清 著
最近では、就職活動や留学、海外転勤など対外的に多くの人や文化と接する前に、「歯並びを整えたい」と考える方が増え、子どものうちに矯正を始める方が目立ってきました。そんな中20代、30代になってから「歯並びが気になる」「歯が気になってうまく笑えない」など、コンプレックスを解消するために矯正を始める方や、40代、50代になってお子さんと一緒に矯正を始めるケースも増加しています。これは、昔に比べて歯並びの美しさが持つ品格や、将来の健康への影響を理解されている方が増えている証拠ではないでしょうか。
ときどき「いくつまで矯正可能か?」とお問い合わせをいただくことがあります。「何歳までしか効果がない」、「何歳までしかできない」というルールはありません。もちろん、歯並びを整えることが目的ですから、多くの歯を失ってからよりも、できるだけ残存歯がある(歯が残っている)方が効果を実感していただきやすいと思います。
「見えるところだけ短期間で矯正をしたい」といった場合、部分矯正という手段もあります。部分矯正は、症状によってできる部位とできない部位があるため、一度お問い合わせいただき、お口の中を拝見させてください。できるだけご希望に沿う治療方法をご提案させていただきたいと思います。
当院では、院長、副院長共に、顎顔面矯正法、顎顔面外科矯正を得意分野とし、矯正中の痛みが少なく、効率的に矯正ができる最新装置(ティップエッジ矯正)など新しい技術を習得し、積極的に治療に導入しています。患者さんのニーズに合わせてさまざまな治療の選択肢を用意していますので、まずはお気軽にご相談ください。
矯正開始前
お電話にてご予約
30分~60分ほどお時間の取れる日程で、事前のご予約をお願いしています。ご相談のみ、または当日精密検査をご希望される場合は、ご予約の際にお知らせください。
初診カウンセリング(30~60分)
矯正治療を開始するにあたり、治療方針や診断の資料を作成するため問診表への記入をお願いしています。※初診カウンセリングまでは無料です。
精密検査(60分)
歯の状況を正確に把握するために、顔と口の写真撮影、頭蓋骨やあごの骨まで写る口腔内のレントゲン(セファログラム/頭部X線規格写真)撮影を行い、歯の型取りを行います。これによって上下顎の大きさやズレ、顎の形、歯の傾斜角、口元のバランスなどを診ることができます。※精密検査は有料です。
治療計画の説明(30分)
歯の模型や検査結果が出たら、歯科医の診断後、患者さんひとりひとりにあわせた治療計画を立てます。症状によって治療方法や装置を選ぶことができる場合もあります。それぞれの治療法やメリット、デメリット、治療期間や費用の違いについて、ていねいにご説明します。
矯正開始
契約・装置の取り付け・歯磨き指導・口腔内の清掃
治療方針に納得いただき契約を行なったら、いよいよ矯正治療の開始です。矯正装置を装着し、虫歯予防のための歯磨き指導や、口腔内清掃など、お口の中を清潔に保つために気をつけなければいけないことをお伝えします。
治療期間(2年~3年)
一般的には、装置を装着するまで1~3週間に1回通院していただきます。装着後の調節は、3~6週間に一度通院いただきます。治療の段階によって通院回数は変わってきます。予約日に来院できないと治療が遅れてしまうことがありますので、無理のない通院計画を立てて、しっかりと通いましょう。※部分矯正の場合は、治療期間が半年程度に短縮される場合もあります。
保定期間(1.5~2年)
矯正が完了したら、器具を外します。しかし、装置を外したばかりの歯は、何もしなければ少しづつ動いてしまいます。そのため動かした歯を支える骨や歯周の組織が安定するまで、リテーナー(保定装置)を装着して過ごします。通院は2~6ヵ月に1回程度を続け、だんだん間隔をあけていきます。
矯正終了後は、保定装置を決められた時間きちんとはめて過ごしましょう。この保定期間を経て矯正した歯の位置がしっかりと固定されます。
矯正終了
矯正終了後は、保定装置を決められた時間きちんとはめて過ごしましょう。この保定期間を経て矯正した歯の位置がしっかりと固定されます。
症例
T.H.様
初診時:19歳 現在22歳 女性
費用:80万円
主訴:歯のがたがたが気になる
<治療前>
<治療後>
コメント:
歯が一本分入るスペースがありませんでした。
上顎に拡大装置を入れたのちマルチブラケット装置にて治療を行いました。
乱ぐい(がたがた)が多く抜歯も考慮しましたが、顔貌より歯を抜かずに治療を行う方法を選択しました。
症例によりますが、拡大装置を用いることによって非抜歯で治療を行うことも可能です。